血糖値測定器は、血液中に、どれだけ糖分があるかを調べるためのもので、主に糖尿病の人に用いられたりします。最近では、1万円前後で販売されているので、医療現場だけでなく、家庭で使用する人も増えました。

血糖値測定器といっても、ニプロやテルモなどのメーカーや機種によって多少の違いはありますが、基本的な使い方は、まず、指に刺す用の針と、測定器にセンサーを設置して準備します。

次に、アルコール綿で指先を消毒して、指に針を刺します。じわりと出てくる血液を、センサーに染みこませると、5秒ほどで測定結果が得られます。

注意点としては、針を指に刺しても、あまり痛くないように本当にわずかしか刺さないので、血液があまり出てこないことがありますが、無理に搾り出すことは控えたほうが良いです。理由としては、搾り取ってしまうと、血液以外の体液も混じってしまい、正しい値が出ないことがあるからです。

また、消毒して、アルコールが乾ききる前に針を刺すのも、やはりアルコール分が混じって良くないです。血液が出やすいように、手が冷えていたら温めたり、揉んでおくとよいです。そして、血糖値の正しい値を把握しておく事が大切で、正常値は、空腹時で120前後です。

食事状況や、運動の有無にもよりますが、200を超えたり、逆に80を下回る値の時は、医師の判断を仰ぐ事が望ましいです。