スワブとは、長さ10cmくらいの細い棒の先端部に、2cm大のスポンジが付いたものです。口腔ケアをする時に使用をします。

スワブの使い方

使用方法は、水もしくは、殺菌作用のある薬液に浸けたスワブを口腔内に入れ、スポンジの部分を使用して舌や口蓋をこするようにして磨くためのものです。主に老年看護の現場で使用されており、自分で口の中を磨く事が出来ない患者さんに対して使用されています。

口腔ケアにも色々やりかたがあって、ガーゼを湿らせて磨く方法や、ハブラシで磨く方法がありますが、スワブは、ハブラシよりも、口腔内を傷つける危険は少なく、認知症を患っている人だと、時にかまれたりするので、ガーゼを口に入れて磨く方法は危険なため、スワブは重宝しています。値段も安いので、医療現場のみならず、家庭でも使用する人が増えています。

スワブ使用の注意点ですが、ハブラシと違って、耐久性が乏しく、何度も繰り返しての使用は難しいことです。繰り返し使用すると、スポンジが取れて、口の中に入ってしまい、取るのが大変になる場合もあります。また、いくらスポンジを使用していても、口の中をこすり過ぎては、苦痛を与えるだけではなく、口腔粘膜を傷つけてしまい、感染症の危険になるのでいけません。

口腔ケアの本質は、感染予防と、刺激を与える事によって唾液の分泌を促すなどの口腔機能維持です。