点滴を吊るす棒には一応名前があります。私が看護師として勤めていた病院では「点滴スタンド」と言っていました。点滴をする病院であれば、どの病院にも用意されているものでしょう。使い方は点滴経験があれば分かると思いますが、点滴ボトルを吊るすために使います。

この点滴スタンド。実はいくつか種類があるのです。例えば、患者さんが寝ているベットの脇に差し込むための穴があり、そこに差し込んで使うタイプのものと、点滴をしながら患者さんが移動できるよう、スタンドの下に車輪が付いているものです。患者さんの容体や、その場の状況によって使い分けます。

車輪が付いているタイプの点滴スタンドは、定期的に車輪の点検をし綺麗にする必要があります。地面に接しているため、ゴミが詰まってしまうことがあるからです。患者さんの移動中に躓いてしまうと怪我をしてしまう可能性もある為、この辺りのチェックは必要となります。

また、車輪付きの点滴スタンドで移動する際、患者さんがふらついてしまうことがあります。そういった時には必ず看護師による介助が必要となってきます。

また、あまり見かけることはないかもしれませんが、車いすに装着するタイプの点滴スタンドもあります。