保健所に就職する

看護師として就職できるところは病院というイメージがありますが、実は病院だけとは限らないのです。病院以外にも就職できるところは「保健所」があるので、そこへ看護師として就職する場合もあります。

しかし、保健所の看護師募集に応募する場合、病院の看護師募集とは流れが異なってきます。病院と保健所の違いは、「働く場所が違う」ということです。

病院はほぼ民間の企業に就職するのと同じ意味合いですが、保健所の場合運営を行っているのは「地方自治体」になります。つまり保健所で就職する事は、公務員として働く方法と似通う部分があるという事です。

大抵募集要項が出る時期は4月~5月に発表される事が多いと言われており、4月~5月といえば自治体の職員採用の時期と同じです。

看護師を募集している保健所は、看護系サイト、就職情報誌には実は掲載されません。基本的には自治体が発行する広報誌に、保健所で看護師を募集している要項が掲載されているのです。

その為、通常の就職情報誌を使用しての就職活動に比べて、保健所の看護師募集要項を掲載している広報誌は見つけにくいとされています。

ですから、自分一人では見つけにくい場合、家族や友人に頼って保健所の看護師募集について情報を集めるのも情報収集の一つと言えるでしょう。

試験に関しては、一般教養と専門科目が組み合わさった筆記試験が主とされます。情報をいかに正確に入手出来るか、それが保健所で働く事が可能かどうかのポイントになります。

看護師の就職状況

看護師として就職した人の現状は一体どのようになっているのでしょうか。

看護師として就職し、活躍している人はおよそ49万人と言われており、男性の看護師は49万人の内11000人と言われています。

看護師の職場は、これから先市場規模が大きくなると考えられています。何故なら高齢化社会と化している現代、介護の仕事に需要が大いに高まると予想している為です。

看護師の職場となるのは今までは病院が当たり前でしたが、これから先は看護師が介護の業界で活躍すると予想されています。

看護師は49万人程いるとされていますが、これと同じぐらいの看護師もいると言われています。看護師免許を持っているのに、看護師として働いていない人が多いのです。

つまり看護師として勤めていない看護師免許を持つ人が多くいるのに、看護師の勤務状況があるという事になります。看護師の仕事はとても過酷なものですから、看護師の仕事に耐えられなくなり、看護師の仕事を辞める人が多くいるのです。

他には結婚して子供を出産することによって、職場に復帰しにくくなるという場合も少なくありません。

看護師の仕事が過酷で耐えられない人がいるように、看護師の仕事が過酷な分、結婚して家庭を持つとなると、仕事と家庭を両立することが困難になってしまうのです。

そういったケースが多い為、看護師市場は需要が高いのに供給が追い付いていない状況なので、深刻な看護師不足になっていると言われています。