家庭では主婦として家事や育児に追われながらも看護師として働く女性は非常にたくさんいます。
主婦業だけでも忙しいのに、看護師として働くママ看護師さんには「短時間勤務」という勤務体型をおススメします。フルタイムで働くよりも収入は減ってはしまうものの、育児や子育て等、主婦業に時間を割くことができるようになります。
「短時間勤務」のメリット
フルタイムと同じ扱い
短時間勤務を利用してもフルタイムで働く人たちと同じ扱いです。つまり正社員であり、手当もしっかりつきます。もちろんボーナスも出ます。
時間を確保しやすい
働く時間が短くなり、時間に余裕ができるため、自由に時間を使うことができます。大抵フルタイムよりも2時間~3時間勤務時間が短くなるわけですが、子育て中の方にとっては、その数時間がとっても重要です。この時間を確保することで、食事を用意することができ、一緒に食卓を囲めます。
慣らし運転にはちょうど良い
出産や子育てを終えたばかりで、急にフルタイムで働き始めるのはなかなか体力的にも精神的にも辛いものです。長いブランクが空いたため、それを埋めるための慣らし期間が必要となるでしょう。そのため、勤務時間を短くすることで、本格的な職場復帰がしやすくなります。
家庭での時間を長く確保できる
子育てを生きがいとしている人にとって、子供との時間は少しでも多く確保したいものです。しかし、仕事をしないと家計が苦しいということで、やむを得ず仕事に出ている方もいます。そういった方には短時間勤務を利用し、収入を得ながらも子供と触れあう時間も長めに確保することができます。
「短時間勤務」のデメリット
そもそも制度を導入していないことがある
短時間勤務は最近では多くの病院で取り入れられている制度ではあるのですが、全てと言うわけではありません。
短時間勤務を利用しにくい
例え制度があったとしても、周りの看護師がその制度を利用していないと、なかなか短時間勤務の希望を出しにくいものです。周りが忙しく働いているときに、自分だけ先に帰ることに抵抗を感じる方が多いです。なので周りの理解が必要だったりするのですが、全員が全員、理解してくれる人ばかりではないのが現実です。
受け持ちに支障が出ることも
病院のスケジュールはフルタイムで働く人を基本に作られています。そのため、申し送りや引き継ぎに顔を出せないと言ったこともあります。
制度があるなら堂々と取得すればよい
日本人は真面目であり、気を使う人種だと言われています。周りが忙しく働いているのに、途中で抜けにくいと自然と思ってしまうものです。また、途中で抜ける人間を見ると、多少なりとも違和感を感じてしまったりする人もいます。
でも、短時間勤務が制度として確立されているものであれば、何も問題はありません。
周りよりも仕事が終わる時間が早くても、何も気にする必要はありません。なぜなら、その分、お給料は他の方よりも少ないわけですから。
それでもネチネチ言ってくる同僚がいるかもしれません。そういった人は何かにつけて言ってくるものです。人の粗を探したがる人なのです。もし、そういった同僚に困るようならば、信頼できる同僚や、ドクターに相談してみましょう。
もしくは、どんどん転職してしまっても良いかもしれません。短時間勤務の制度を設けていて、更に理解のある病院は沢山あります。
短時間勤務は制度として導入されている職場とそうでない職場があります。
導入されている職場で働いているのなら、そこはしっかりと権利を主張し活用すると良いと思います。
もしそれでも短時間勤務を希望しづらいような職場であれば、「短時間勤務ができる職場」に転職してしまうのも1つの手です。
初めから短時間勤務を働く条件と提示し勤務していれば、やり辛いといったことはありません。